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mari-12182004-05-06

マイGWの終わりに久々に映画館へ、「CASSHERN」を観に行きました。“キャシャーンがやらねば誰がやる!”みたいな宣伝文句から、勧善懲悪的なスタイリッシュアクションものなのかなーとか思ってたけど、全然違う。そんな単純な内容じゃなかった。画の美しさは本当にハンパない。始まった瞬間から色彩、光、その表現のセンスにびっくりして度肝抜かれちゃったし。とにかくすげぇ。私の拙い言葉では言い表すのが不可能だわ。ストーリーもすごいディープ。誰のために何のために戦うのか、憎しみとは、戦争とは何か。人間が、共にほんとうの意味で平和に暮らすために必要なものは何なのか。なんかすごく心を抉られた。“許す”ということ、それは簡単なようで複雑で見失っていく心。取り戻せば、というより気付くことができれば大切な何かを守ることができるのではないか、そんなことを想った。ただ“生きる”ことの激しさや残酷さを、私はこれからどのくらい知っていけるんだろうとか、他にもいろいろ。映画観て胸が苦しくて泣いたのは久しぶりだったなぁ。しかも4回も泣。
DVD出たら買うかも…。ちょっと何回か見なきゃストーリーがアレで。めっちゃ感覚に訴えてくるタイプの作品だったので。是非、友達や家族に薦めたい映画。殺人が連鎖してしまうのは何故か、人間の心の本質を問う作品っす。見終わったあと、ちょっと喋れなかったわー。あわわ。
公式HP http://www.casshern.com/