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久しぶりに映画館へ行った。
観たのは『夕凪の街 桜の国』。暇だし、水曜日だしどうやらヤフーでもそこそこ良い評価なのでなんとなく。

なんとなくな気持ちで観に行ったくせに号泣した。途中からずーっと泣いて最後頭が痛くなった。
観終わった感想は切ないとか悲しいとかっていう感情と前を向かなきゃ、幸せにならなきゃって決意に似た気持ちが内混ぜになった不思議な感じ。
我ながら何言ってるかわかんないな。

そういえば私は、祖父母から戦争の話をほとんど聞いたことがない。知りたくなった。あのとき、何を体験して、どんな事を思ったのだろう。聞けば話をしてくれるのだろうか。でも思い出したくもない記憶なぞ聞いたら迷惑だろうな。

でも、私は戦争をテレビの中でしか知らない。

私の祖父はもう長くないらしい。
長い間聞けなかった事を、どんな人生を歩んできたのかを、孫である私は知っておきたい。

この映画を観終わったあと、そんな風に思った。感想。