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夕されば 物思ひまさる 見し人の 言問ふ姿 面影にして    笠女郎 『萬葉集・巻四』
夕暮れを見ながらぽけーっと、昔を想っていた。一緒に過ごした日々。月日は止まることなくさらさら流れた。切ないや。『萬葉集』の言葉は、感情に素直なので深く心に沁みてくる。