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友達と待ち合わせして会うのも面倒だと思えてきてしまい、学校の屋上でひとりで読書してたら、女子三人が近くに座り、大声で話始めた。その話というのも書くのも憚れるくらいくだらない内容で、バンジージャンプさせたくなったが、彼女たちの平和を脅かしてはならないよと強くいい聞かせ、ピースな私は握ったこぶしから血が出るほど我慢した。偉いよ!って誰か褒めてよ!もういや。。
ふと気がつくと誰も居なくなっていた。いつのまに?本気でびっくり。そんなに読書に集中してたっけ?それとも白昼夢というやつか?まぁいい。きっとそういうものだ。忘れてくんだ。なんてことを考えながら屋上の柵の隅でぽけぇ〜っと無表情に街を眺めていたら、向かいの工事中のビルの兄さんがどうやら心配したようで、「なんかあったのかー?!」と呼びかけてきた。びっくりして、なんか嬉しくて思わず笑った。そして「風強いですねー!」と返事した。おおげさかもしれないけど、なんだか幸せな出来事だなぁって。いい天気で、爽やかで。そこには影も闇も同居してる。気持ちのいいあったかい世界。
写真はそんな屋上。